日馬富士の事情聴取で国技館騒然!取材陣100人以上

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10月の大相撲秋巡業中に幕内貴ノ岩(27=貴乃花)を暴行した横綱日馬富士(33=伊勢ヶ浜)は、16日深夜に入った都内の会員制ホテルを17日午前4時ごろ出発したとみられ、その後の足取りは不明だったが、この日午後2時ごろから両国国技館鳥取県警による事情聴取を受けた。

通常は、捜査を行なっている鳥取県警まで呼び出しを受けて行って取り調べを受けるところですが、東京からは遠く、捜査員を派遣して東京で取り調べたほうが、混乱を最小限にとどめ迅速に取り調べが行えるという警察側の判断だったのでしょう。
外国人を取り調べる場合、日本での滞在が長くて日本語の日常会話に特に不自由がなくても、通訳人をつけるのが普通です。込み入ったことなど内容によっては 日本語での理解が困難なことがありますし、将来、公判で「日本語がわからなくて供述調書が理解できないまま署名した」といったことにならないようにという配慮にもよります。上記の取り調べでも、モンゴル語の通訳がついて、適宜、通訳を入れながら取り調べが行われた可能性はあると思います。
今後について、いろいろな取材で聞かれるのですが、捜査のポイントとしては、

・どういう暴行が行われたのか
・それと因果関係のある傷害は何か

がメインになります。暴行態様の解明のためには、加害者、被害者だけでなく、その場にいた人々からの事情聴取を行う必要があります。傷害については、診断書のほか、カルテや病院での検査結果といった資料も入手しながら、医師の話も聞いて、何が因果関係のある傷害かを、捜査機関は特定する必要があります。そのような捜査を一通り遂げた上で、事件を検察庁に送ることになります(身柄事件にならなければ、書類を検察庁に送ることになりますので、「書類送検」ということになります)。
鳥取県警による捜査が行われていますから、送る先は鳥取地検ですが、被疑者、被害者や目撃者が、ことごとく東京在住という事件ですから、鳥取地検から東京地検へ事件が移送されて(管轄としては「被疑者現在地」ということになります)、検察捜査は東京地検が行って、処分を決めるということになると予想されます。
関係者がそれなりにいますし、傷害についての、報道によれば複数の診断書があって何が因果関係のある傷害か、現時点で明学にはなっていないようですから、事件が検察庁に送られるのは、早くて今年の末あたり、現実的には来年の1月から3月の間あたりになるのではないかと、私は見ています。
ただ、来年に入ると、大相撲の初場所春場所といったこともありますから、そこを見据えつつ、関係者の間で、早期に示談して、捜査を迅速に進めてほしいと捜査当局へ上申するような動きが出てくる可能性もあるでしょう。
犯行態様や怪我の程度が今ひとつわかりにくいのですが、怪我の程度が全治2週間程度で骨折を伴っていない、危険背の高い凶器は使用せず基本的に素手での暴行ということであれば、示談ができていなければ罰金刑、示談ができていれば起訴猶予もあり得る、といったところでしょうか。
報道が過熱していますが、関心を持ちつつも、冷静に事態の推移を見守る必要性を感じます。