「永山則夫」死刑執行20年、二審を無期に導いた「精神鑑定書」に描かれた壮絶人生

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20170802

ジャーナリストの堀川惠子さんは、永山の遺品から見つけた鑑定書を石川氏に届けたときのことを次のように記している。
「『ああ、彼は書いています、ここにも、ああ、線が引いてあるわ。これは彼の手垢がついているんだね。こんなところにも、線がありますよ。このことは僕、全然、知らなかったですよ…』
鑑定書を見つめる両の目は、もう涙を堪えられなくなっていた」(『永山則夫 封印された鑑定記録』)

上記の本は私も読みましたが、刑事責任とは何か、鑑定とはどうあるべきか、優れた鑑定がなし得ること、なし得ないことといったことをいろいろと考えさせられる、重いものがありつつも参考になる内容であったことが思い出されます。

永山則夫 封印された鑑定記録
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20130510#1368167562
ETV 特集「永山則夫 100時間の告白」〜封印された精神鑑定の真実〜
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20130512#1368349255

永山事件、永山判決が後へ残したものの大きさや、それを通じて考えなければならない問題の大きさ、重要さといったことを、改めて考えさせられました。