http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151123/k10010316601000.html
警視庁のこれまでの調べによりますと、現場からは時限式の発火装置に使われることがある乾電池やリード線などが見つかったということです。また、現場には、ほかにも不審物があったため、爆発物処理班が出動して午後0時40分すぎに処理を終え、鉄パイプ状のもの4本を回収したということで、警視庁が調べています。
かつては神社本庁が爆弾テロの標的になったこともあり、「神社」は、左翼勢力にとって打倒すべき標的として元々狙われやすいものを持っています。最近の情勢の中で、神社、特に靖国神社が、日本の保守派、歴史修正主義者と一体の存在として捉えられやすくなっている面もあり、こうしたテロは今後も起きる可能性があると思います。警備・公安当局としては最大限の警戒を要するところでしょう。
注意すべきなのは、こうした小規模なテロ・ゲリラ事件は、より大規模な事件が起きる、その予行、前兆になる場合が多いということです。爆弾の威力を試す、小規模に仕掛けてみて反応を見る、といったことがされた後に、本格的なメインの事件が大規模に引き起こされるといったことになりがちですから、そういう意味でも最大限の警戒が必要だと思います。
イスラム過激派による海外でのテロが、こうしたテロを考えている国内外の別の勢力に刺激を与え、この辺で一発やってみるかと勢いを与える恐れもあって、日本でテロは起きないと安心して過ごすことは、もはやできないと覚悟すべきです。