http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151121-00050165-yom-soci
同マンションは19階建てと12階建ての2棟あり、1990年に建設された。スキー場に隣接し、上越新幹線の越後湯沢駅から車で約10分という近さから、首都圏のスキー愛好者らが購入したとされる。
組合関係者によると、前理事長は公認会計士で、99年から理事長を務めていた
私は、このマンションには無関係ですが、この辺のリゾートマンションについて、ちょっと知り得る立場にあって、区分所有者のほとんどはそこに住んでいるわけではなく管理には無関心な人がほとんどで、そういう状態の中、バブル期にできたリゾートマンションでは管理費が高止まりしてかなりの管理費収入があるはずなので(このマンションは規模が大きく特に収入が多くなっているはずです)、こうした不正が生じやすい素地のようなものがあったと感じます。通常は、管理会社が経理面も含め管理して、それなりにしっかりした会社であればこうした深刻な不祥事は起きないはずですが、理事長が公認会計士であったということで、銀行口座の管理も一手に仕切っていたのでしょうか。
1990年竣工ということになると、築30年近くになり、大規模修繕など、きちんとやればこれからどんどんお金がかかることになり、そこへこれだけ巨額の使い込みということになると、区分所有者への負担にはかなり大きなものが出てくる可能性が高いと思います。時々起きがちな事件ですが、こうしたことが起き得るということを念頭に置いた管理態勢の構築が必要ということでしょう。