30人以上が心肺停止=山頂付近など、県警が確認―自力下山の登山者も・御嶽山噴火

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140928-00000032-jij-soci

長野・岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、長野県警は28日、山頂付近などで30人以上が心肺停止になっているのを確認した。このうち4人は同日中に麓に運ぶ方針。ほかにも取り残されている可能性があり、山中で一夜を明かした登山客の一部は自力で下山した。

昨日の昼過ぎに、噴火の第一報をツイッターで知って驚き、その後、次々と入ってくる情報で、被害がかなり大きいことにさらに驚いたのですが、亡くなった方も複数出ているようであり、心痛みます。昨日は土曜日で、現地は紅葉がきれいなシーズンだったとのことで、週末を利用して楽しもうという人が多く出ていた、ちょうどそこに噴火が重なってしまったことが、被害を大きくしたのでしょう。自然現象ですからコントロールはできないとはいえ、せめて、もう少し早いか遅いかで人出が少ない時であれば、という思いもします。
予知はできなかった、という気象庁の説明については、それはそれとしてやむを得なかったのだろうとは思いますが、火山性の地震が今月中旬には続いていたとのことであり、噴火までは予知できなくても、その前段階の、要注意といった情報を、そういった地震情報とともに登山者向けに広く流すというシステムがあったほうが良いのでは、という印象を受けます。そのような情報をどう受け止めるかはそれぞれの判断ですが、そういう不安定さがあるならやめておこうか、という判断につながることもあるでしょうし、知っていたら行かなかった、知っておきたかった、という人が出そうな情報は、予め与えてあげておくのが親切ではあると思います。
噴火の可能性がある山の頂上周辺には、避難所をうまく配置、設置しておくなど、この噴火や被害が、今後の対策へと生かされることを希望したいと思いますし、まだ救出されていない人は一刻も早く救出するよう、自衛隊、警察、消防等の関係者には、二次被害に注意しつつ頑張ってほしいと思います。