東日本大地震、予想外の場所で起きた

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110316-00000001-natiogeo-int

地震の専門家はかなり以前から、推定約14万2000人の死者・行方不明者を出した1923年の関東大震災と同じ、東京に比較的近い断層帯での巨大地震発生を警戒していた。
日本は太平洋プレート、オホーツクプレート、フィリピン海プレートがぶつかり合う、地質構造上複雑な場所に位置している。マグニチュード7.9〜8.4と推定される1923年の関東大震災は、日本列島の下にフィリピン海プレートが潜り込む、東京から見て南西沖にある断層帯「相模トラフ」で発生した。11日の地震はこれよりはるかに北、太平洋プレートとオホーツクプレートがぶつかる日本海溝南部で起きている。

東北関東大震災の犠牲者数も膨大なものですが、1923年の関東大震災では、それをはるかに上回る犠牲者が出ていて、この種の災害が一旦起きてしまった場合の甚大な被害ということを痛感します。
ある程度予知ができれば対策も立てられ、備えもできますから、これを機に、地震予知についての研究がさらに進み、予知の精度がより高くなることを期待したいものです。そういった面でも、世界的な協力が必要でしょう。
気になるのは、記事で、

今回の震源よりも南方にある相模トラフでも、再び巨大地震が起きる恐れがあると、専門家は警告する。

とされている点で、気を引き締め、「その時」に備え続ける必要があるでしょう。厳しい現実です。