セブン&アイが合同入社式−セブン-イレブン、2年続けて過去最多採用 /東京

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140313-00000030-minkei-l13

真新しいスーツに身を包んだ新入社員らは、入社式の前に手話の練習やリラックス体操を行い、式に臨んだ。

この様子を、先ほど、ニュース映像で見て、初々しく、緊張してインタビューに答える新入社員の姿を見ながら、自分自身の、遠い昔の姿を思い出していました。
私は、大学を卒業してすぐに(運良く)司法研修所に入り、2年の修習を終えて検事に任官しましたが、こうしたセレモニーで特に印象に残っているのは、検事任官の際の、辞令交付式の後に霞が関法曹会館で行われた法務大臣招宴で、当時の高辻法務大臣内閣法制局長官を経て最高裁判事となり、退官後、リクルート事件の影響で法務大臣が短期間で辞任したりした状況から異例の法務大臣就任となったばかりでした)が、祝辞で、自分は戦前に内務省に入省したが同期入省者とは今でもつきあいがある、皆、優秀なのだから優秀さを競い合うのではなく仲良くしつつ頑張ってほしいと、温和な感じで(国会議員と口論するようなどこかの内閣法制局長官とはレベルがまったく違っていました)淡々と述べられていたのが思い出されます。同期任官者は51名いて、前後の期の中では今なお比較的退職者が少ない期のようですが、懲戒免職、逮捕となった人が2人出て、私のように寂しく組織を去りしがない弁護士として市井の片隅で細々と生きている者もあり、その後の年月の中で明暗分かれてきてもいます。
あの日の明るさや希望と、その後の年月、そして現在も、上記のニュース映像を見つつ思い浮かべていました。