ANA、新CMを修正へ 人種差別的との苦情受け

http://www.afpbb.com/articles/-/3006913

問題となったのは、3月から東京・羽田空港(Haneda Airport)発着のANA国際線が増便されることをアピールする30秒間のCM。ANAパイロット制服を着た俳優の西島秀俊さんとお笑いタレントのバカリズムさんが、国際線航空会社としてのANAのイメージアップについて英語で会話を交わしている。
CMの最後にバカリズムさんは、金髪のかつらと高さを強調したおもちゃの鼻を付けた姿に変わる。このCMが日本の英語ソーシャルメディア上で物議を醸した。

私自身は、このCMを見て、人種差別という印象は受けませんでしたが、ごちゃごちゃと印象に残らないことを、わざわざ英語で(字幕つきですが)会話しているし、今時、金髪のかつらにつけ鼻とは、品もなくセンスもない、不出来なCMだなという印象が強かったですね。
海外で、日本人を揶揄するのに、眼鏡にカメラを首にぶらさげて、といった表現をされることがありますが、ああいうものを見て日本人が愉快ではないように、こうした演出に不愉快な思いを抱いた外国人がいたことは想像できます。CMの果たすべき機能を考えると、こうした苦情が出るようでは失敗だったと言うしかないでしょう。
ANA羽田空港発着の国際線が大きく増便され、羽田がANA国際線のハブ空港化することで、東京、首都圏だけでなく日本全国から羽田を経由して海外へ行き来することが今まで以上に便利になります。そこを、良いイメージで視聴者に訴求することこそ重要で、こういう失敗をしているようでは先が思いやられる気がします。