JR北海道の内部文書「運転報」や制服がネットなどを通じて流出

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00256305.html

JR北海道は2009年、備品を外部に流出させないように指示したうえ、制服を新しくした際に、古いものと新しいものを交換したため、外部流出はないとしている。
しかし、ネットオークションには、21日も制服などが出品されており、管理がなされていない状態が続いている。

私は、2000年から2009年まで、ヤフー株式会社で、ネットオークション上のこういった問題も扱っていたので、いろいろなケースに遭遇したのですが、その当時感じたのは、世の中には本来出てはいけないものがいかに多く出まわっていて、それがオークションにも出品されているか、ということでした。元々は組織所有の物でも、管理がいい加減で、廃止・廃棄処分に伴い無主物になっている可能性など、横領品といった捉え方が困難なものも少なくなく、管理不十分といえばそれまでですが、グレーなものが世の中には多数流通していて、ネットオークションはそれを大きく顕在化させたとは言えるでしょう。
管理が、万全までは無理でも意識して行われていれば、流出、問題化しても、法的な面も含め、打つべき手は出せてくるものなので、こういった問題を抱える組織は、管理態勢、方法の見直し、徹底を早急に行うべきでしょう。