続・行き過ぎたソーシャルゲーム 依然残る「射幸心」「ガチャ依存」か「脱ガチャ」か 健全化への分水嶺

http://goo.gl/AG1GU

これで一区切りがつき、ソーシャルゲームをめぐる一連の問題は落着したかに見える。が、次なる嵐の前の静けさかもしれない。ガチャ自体が残る以上、ソーシャルゲームがはらむ射幸性の問題が解決したわけではないからだ。

ランキングのほかにもガチャを回させようとする巧妙な仕組みは多く存在する。今後も射幸心をあおる手法は無数に開発されていくだろう。それが、後からガチャで追加課金して収益につなげる「ガチャ依存」に陥ったソーシャルゲームの宿命だ。

風営法の規制対象は「設備」や「場」であるが、条文を読めば昨今のソーシャルゲームが対象に近いことは明らか。そのため市場関係者のあいだでは「法改正などで風営法の適用もあり得るのではないか」という話がささやかれているのだ。

ソーシャルゲームの現状や問題点について、具体的かつ踏み込んだ内容になっていて、なかなか読ませる良い記事ですね。
儲けるためには子供でも食い物にする、といった、この業界の体質が、一朝一夕に改まるとも考えにくく、先日、

ソーシャルゲームが抱える潜在リスク 「射幸心」あおる仕組みとは
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20120410#1334063599

で、

このような賭博同然のものを放置しておけない、特に18歳未満の者が食い物になるのは許し難い、法規制が必要、ということになってくるのは、日本という社会では必然的なことで、サービス提供者側の危機感にも、おそらくかなりのものがあるでしょう。法規制の手法としては、例えば、地方自治体による条例(青少年保護育成、のカテゴリー)で、「有害」認定されたゲームは18歳未満の者にはサービス提供できないとする(違反には刑事罰をもって臨む)など、その気になればいろいろとあると思います。警察当局としても、オンラインならパチンコ以上の射幸心をあおるゲームがやりたい放題、という状態を放置できないと考えている可能性は高く、例えば、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(いわゆる風適法)を改正し、この種のオンラインゲームをざっくりと規制対象に加える、という方向で進むことも、あり得ないわけではないでしょう。

とコメントしたような方向へ、事態が徐々に進みつつあるのではないかという印象を、私は、決して好ましいこととも思っていませんが、最近受けています。
徐々に、業界に対する包囲網が形成され、業界が追い詰められて行く、という流れは、今後、ますます強まるでしょう。