単身女性32%が「貧困」 男性は25% 20〜64歳、国立研究所分析

http://sankei.jp.msn.com/life/news/120208/trd12020808230007-n1.htm

単身で暮らす20〜64歳の女性の3人に1人が「貧困状態」にあることが国立社会保障・人口問題研究所の分析で8日、分かった。生活の苦しい人の割合を示す「相対的貧困率」が32%だった。単身の20〜64歳男性は25%で、女性の苦境が際立っている。同研究所の阿部彩部長は「以前から女性が労働環境で置かれている地位は低く、貧困状態も女性に偏る傾向がある」としている。

男性の相対的貧困率も25パーセントで、女性だけの問題ではないように思いますね。
こういった人々を、一種の使い捨て状態にすることで、社会としては、その場ではそれなりに繁栄できても、こうした人々が次第に高齢化し社会として様々なコストがかかるようになることで、その重圧により長い目で見ると社会自体が立ち行かなくなる可能性が高いでしょう。組織が人を安くこき使って使い捨てできないようにする仕組み作りや年金制度の充実、強化(その原資のねん出を含め)を、痛みを先送りしない、という観点で真剣に検討、実施しておかないと、我々を待っているのは、暗く、荒廃した、貧しい社会でしかない、という危惧を感じます。