http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100525/trl1005251307009-n1.htm
被害者に犯人の顔写真を見せる面割り捜査で、被害者が否定していた事実を隠した可能性があるとして、「証拠の信用性を疑わしめる」と捜査を批判した。
面割りというのは、目撃者等に対し、被疑者のものを含む、別人のものを取り交ぜた複数の顔写真を見せ、その中から記憶にあるものを選び出させる捜査手法ですが、警察が、とかく焦って守るべきルールを守らずに、被疑者を指し示すような細工をすることがよくあって、しかも、そういうことを一旦やってしまうとやり直しがきかないため(目撃者等にもう一度頭の中を真っ白にしてくださいというわけに行かない)、下手を打つと取り返しがつかないことになりがちです。
頭の悪いおまわりの頭の悪さが事件をつぶしてしまう、一つの典型的なパターンと言えるでしょう。