土浦城

先週金曜日の午後、ある事件の関係で水戸地方裁判所土浦支部へ行く用事があり、最近、移動の際に愛用しているティグアンに乗って行ってきました。予定よりやや早めに着いたので、裁判所の近くにある土浦城跡をちょっと見て、用事が済んだ後、さらに見て回りました。
ネットで検索しても、土浦城についてはいろいろなサイトがヒットしますが、その歴史は古く、1400年代から存在し、次第に大規模になって江戸時代に至ったようで、櫓の中にある資料館内で、発掘の際に判明した、おそらく1400年代の当初の築城時の土塁の上に、その後の築城により何層も積み重ねられてきた形跡があることが紹介されていて、興味深く見学しました。別名を「亀城」と称されたのは、水を巧みに利用して築城され、城が水の上に浮かぶ姿が亀に似ている、ということでそのように言われていたそうで、今では市街化の波の中でその面影をたどることは困難ですが、往事がしのばれると思いました。
私は、検察庁にいた当時、支部に所属して勤務したことがありませんでしたが、今さらながら、こういう歴史と伝統に彩られた支部で勤務するのもおもしろかったかもしれない、などと思いながら、再び車を駆って土浦を後にし帰京しました。