- 作者: 安冨潔
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 2009/02
- メディア: 単行本
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安冨先生からは、第1刷を贈っていただき、私は、執務机の側に置いて、必要な時に参照しているのですが、最近、これを、来春から出講する可能性がある法科大学院の刑事訴訟法の教科書として使用しようかと考えている旨、安冨先生へのメール(本題はそれではなく別)の中で書いたところ、ご好意により、三省堂から第2刷を1冊送っていただきました。ありがとうございました。>安冨先生、三省堂の担当者
その際の三省堂担当者からの連絡で知ったのですが、第2刷で、
http://www.sanseido-publ.co.jp/publ/roppou/keiji/keisohou_yasutomi/html/additional_chapter.html#4
のような補充、訂正が行われています。なお、サイト、第2刷ではまだ反映されていないようですが、152ページ「(5)必要な処分」の2行目で、221条1項とあるのが、正しくは222条1項である、ということです。
私がこの本を教科書として使用することを考えているのは、
1 内容が詳しくてわかりやすく、実務についてもよく目配りされている
2 裁判例の引用が豊富
3 著者が現役の弁護士でもあり、今後も適宜改訂が期待できる
といった理由によるものであり、私が、今、法科大学院生、司法試験受験生であれば、これを常に手元に置いて読み込み、自分なりの刑事訴訟法観のようなものを形成しつつ勉強を進めて行くでしょう。
基本書選択で迷っている司法試験受験生には、検討の対象にする1冊としてお勧めできます。