新型インフル 外出4割抑えれば感染者15分の1に

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081208-00000057-san-soci

感染拡大防止策を講じ、電車の利用など外出者が普段の6割程度にまで減った場合、国内第1号の患者帰国から1週間後(第1号の感染10日目)の感染者数は8154人と、何もしなかった場合の想定12万6591人のおよそ15分の1に抑えられるとの結果が出た。
新型インフルエンザが発生すれば人間には免疫がないためパンデミック(大流行)になるといわれ、感染拡大対策の柱の一つに、外出制限がある。厚生労働省新型インフルエンザ対策ガイドライン改定案は、国内で患者が一人でも確認されたら、発生した都道府県単位で学校を休校にし、コンサートなどのイベントの開催や混雑する公共交通機関の利用の自粛を要請することを盛り込んでいる。

外出制限が、パンデミック抑制の上で効果的であることがよくわかりますね。私のように、裁判所へ行くなど、外出の「自粛」ということがなかなか難しい人間としては、いち早く、ある程度の強制力がある「外出禁止令」のようなものを出してもらい、それを根拠に外出せず自宅で生活したいと考えています。機を失すれば、爆発的な感染、パンデミックが起きてしまう可能性が高く、いかに速やかに外出制限を広く徹底できるかということが、対策として非常に重要になるでしょう。
少し前に、

黒死病―ペストの中世史 (INSIDE HISTORIES)

黒死病―ペストの中世史 (INSIDE HISTORIES)

を買い求め、まだ冒頭を少し読んだだけですが、ヨーロッパの中世で極めて多くの人々を犠牲にしたペストの猛威が描かれていて、現代においても大きな脅威である感染症の恐怖ということが改めて感じられる1冊であると思います。