江戸テクでござる - 毎日使える和の知恵 6 続・包んで結んで粋に運ぶ - 職場で使える風呂敷の結び方

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落合氏によれば、風呂敷が使われ始めたのは少なくとも60年以上前。戦前のことだという。長きにわたり愛用されてきた理由は、「『実用的』の一言に尽きるでしょう。検察官は裁判所に大量の資料を持ち込みますが、提出してしまえば帰りは身軽に。極端な荷物量のギャップを吸収してくれるのは、伸縮自在の風呂敷だけではないでしょうか。積み上げると1mにもなる書類でも、ふたつにわけて風呂敷で包めば一人で運ぶことができます」とのこと。さらに、キャスター付きのキャリーバッグなどと比べて安価で手に入る。

弁護士になってからは、風呂敷を使わなくなりましたが、便利なもので、もっと利用されてもよいのではないかと思いますね。先人の知恵によって生み出された、世界に誇ることができるツールではないか、というのが率直な印象です。