http://www.zakzak.co.jp/top/200809/t2008090311_all.html
この答えを引き出したのは、広島県の「中国新聞」の男性記者(37)が質問した「総理の会見が国民にはひとごとのように聞こえる」という言葉だった。
会見直後の朝日新聞の取材に、記者は「首相の語り口を聞いていたら、まさに『ひとごと』という言葉通りだなと感じた」と語り、これをキーワードにあえて最後の最後に厳しい質問を狙ったことを明かした。
中国新聞の本社は、私の郷里である広島にありますが、広島周辺では非常によく読まれている地方紙ですね。かつては、映画「仁義なき戦い」で有名になった広島での暴力団抗争に反対するキャンペーンを続け、社屋に銃弾を撃ち込まれたりしても屈しなかったということもあって、なかなか気骨のある新聞社という印象があります。
その当時の状況は、
ある勇気の記録―凶器の下の取材ノート (現代教養文庫―ベスト・ノンフィクション)
- 作者: 中国新聞社報道部
- 出版社/メーカー: 社会思想社
- 発売日: 1994/03
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にまとめられています。仁義なき戦いで、繰り返される暴力団抗争に、市民が怒り立ち上がるシーンが出てきますが、それを支援していたのが中国新聞で、そういった精神は、今に至るまで脈々と受け継がれているのかもしれません。