異例! ベンツ試乗事故で助手席の販売ディーラーを書類送検

http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080827/dst0808270124000-n1.htm

調べによると、男性は6月15日、男性会社員にベンツを試乗させた際、「アクセルを踏むとすぐにスピードが出るので気をつけてください」などの適切な助言をしなかった疑い。
男性会社員は同日午後1時40分ごろ、品川区八潮の路上で制限速度50キロの道路を約150キロで暴走し、前方の車を追い越した後、横断しようと自転車で歩道から出てきた練馬区光が丘の男子大学生(20)をはねたとして起訴された。大学生は重体となった。

ベンツでもカローラでも、「アクセルを踏むとすぐにスピードが出る」のは当たり前のことなので(どれだけ「すぐに」出るかは差があるはずですが)、当たり前のことを助言しなかった、という過失の捉え方は、やや違和感がありますね。
むしろ、試乗させる立場として、助手席から、制限速度を遵守させ速度超過で走行した場合は制止し必要に応じ運転を中止させるべきであるのにそれを怠った、という点を過失でとらえるべきではないか、という印象を受けます。
過失の内容については、検察庁において慎重な検討が必要でしょう。