http://www.zakzak.co.jp/top/2008_08/t2008082232_all.html
株価が1円という状況は株主にとっては絶望的な状況といえるが、新株予約権が行使されているということは、一般的に考えれば、トランスデジタルの将来に多少なりとも希望をもっていることを意味する。投資家の中には「新株を安値で買い集めている投資事業組合などが、トランスデジタル社の再建に自信がある投資家や企業に転売する可能性もある。そうなれば株価1円は文字通りの底値といえる」との声もある。
また、株価が1円ということは、1円でも値上がりすれば、大きなリターンが得られる。そのため、マネーゲームの様相を呈している。
何とも寒々とした話題ですが、ITというものは、期待や幻想が先行し、大きく膨らんで、人々の大切な財産を食い潰す巨大なリヴァイアサンのような存在になりかねない、危うい面を常に持っている、ということを強く感じますね。1円の株に群がる人々の姿が、仏教で言われる「餓鬼」の姿とダブって見えるような気がするのは、気のせいでしょうか。