映画「日本のいちばん長い日」

太平洋戦争終結の日の秘話を描く岡本喜八監督作品。宮城内地下防空壕の御前会議から、ポツダム宣言受諾をめぐる陸軍省、総理官邸の動き、玉音放送と玉音盤奪還などがスリリングに語られる。三船敏郎加山雄三が共演。“東宝DVD名作セレクション”。

今週末公開のリメイク版の前の、1967年作品で、まだ観ていなかったので、DVDで買って観てみました。実に良かったですね。
終戦へ向けて動く人々、それを阻止しようとする人々の動きが、リアルに描かれていて、緊迫感があり、史実を知っていて結末がわかっていても、手に汗握る感じがあって、長い映画ですが(158分)、長さを感じさせないものがありました。
魅力的な俳優が多い中で、特に良いと感じたのは、三船敏郎演じる阿南陸相で、昭和天皇への忠誠を貫こうという気持ちと、徹底抗戦んを叫ぶ陸軍との狭間で苦悩しつつ昭和天皇の「聖断」に従容として従う、その姿を演じきっていると思いました。
この作品を観て、リメイク版を観ることになり、比較してもみたいと考えています。

2015年08月04日のツイート