「改正児童ポルノ禁止法を考える」

改正児童ポルノ禁止法を考える

改正児童ポルノ禁止法を考える

2014年6月改正の児童ポルノ禁止法に関する重要論点につき、刑事法、憲法法哲学、実務的な観点から総合的に検討・解説。

私も依頼されて、「第2部 単純所持規制についての検討・第5章 児童ポルノ単純所持規制についての検討――刑事実務の観点から」を書きました。児童ポルノ禁止法は、様々な論点を含む、考える題材としては興味深く、それだけに難しい法律ですが、これを読むことで、最新の問題点は何か、今後どのように考えるべきかという道筋が見えてくる可能性はあるように思います。
興味ある方は読んでみて下さい。

2014年10月15日のツイート

「企業はなぜ、会計不正に手を染めたのか―「会計不正調査報告書」を読む」

私の事務所と同じ建物の中に事務所がある著者から、1冊贈っていただきました。ありがとうございました。
最近、企業で不祥事があると、調査委員会が立ち上げられ報告書が作成される、ということが多くなっていますが、時間が経つにつれその内容がわかりにくくなってくる面があり、あれはどうだったか、と思ってもなかなか出できにくくなりがちです。本書は、調査報告書をひもときつつその内容をコンパクトに紹介、解説していて、わかりやすい上に資料としての価値もあり、手元に置いておくと何かと便利な1冊になっていると、ざっと読んでみて感じました。
一旦、こうした「不正」の淵に落ち込んでしまうと、そこから抜け出すことが難しくなり、関係者(共犯者)も増えてしまって深刻な事態になりがちです。そうならないためにも、こうした良書に学ぶ意味、価値には大きなものがあるでしょう。

古畑恒雄句集「林檎童子」

http://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784046528841

古畑恒雄弁護士の句集ですが、著者から1冊贈っていただきました。ありがとうございました。
古畑弁護士は検察庁の大先輩で、刑事事件を共に手がけたこともあります。温厚な人柄で刑務所の慰問をするなどのボランティア活動にも熱心な方で、そうであるからこそ、堀江貴文氏など著名な人物の服役に際してそのフォローをするといった活動が、ぎらぎらとした功利的なものではなく、受刑者の良い面に光を当て円滑に社会復帰へと進むサポートに、自然となっているのだろうと私は感じています。
この句集も、そうした人柄、人格がよく出ていて、味わい深いものがあります。現在は既に売られていないようですが、興味ある方は読んでみて下さい。