路線の安全気遣い現場へ 飯塚 死亡の西鉄バス筑豊社長

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/111246

西鉄バス筑豊飯塚市)によると、24日夜の豪雨で市内各地は道路が冠水し、幹部社員も路線バスの安全確認のためパトロールに出動した。柴田さんも午後7時40分ごろ、1人でマイカーを運転して赴いた。冠水現場に差しかかったところ、車が流されたとみられている。
運転手として入社し、2004年7月から社長。雨や雪の日には乗客や運転手を心配して自らパトロールに出ていた。柴田さんが流された現場付近にはバスが止まっており、その車内には、冠水で立ち往生した車のドライバーや通行人が避難していた。「いつも従業員を大切にし、(熱意を)行動で示す人だった」。同社運行部長の浦野俊秀さん(53)はこう言って、最期まで現場主義を貫いた柴田さんを悼んだ。

昭和が終わるころまでの日本には、記事で紹介されている方のように、人の上に立っても責任感が強く自らの危険を顧みないタイプの人が多かったような気がします。旧海軍では「指揮官先頭」ということがよく言われていたと聞いたことがありますが、戦後の日本の驚異的な復興、成長には、戦前から受け継がれた良い面が良く作用していたのかもしれません。
平成に入り、バブル化がますます進み、それが弾けて人心が荒廃する中で、自分自身は安全圏に身を置き汗もかかず自分だけ甘い汁を吸い儲けて逃げる、ということがあたりまえのようになってきているところに、現在の出口の見えない行き詰まった状況の原因があるような気がしてなりません。
亡くなった方のご冥福をお祈りしたいと思いますが、その死は長く人々の心に残り、無駄になることなく、今後、様々な形で花開いて行くでしょう。

日本のヤフーも「Bing」採用へ 米Yahoo!とMSの検索提携で

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/30/news029.html

Yahoo!JAPANの検索エンジンは現在、米Yahoo!が開発した「Yahoo! Search Technology」(YST)だが、「米Yahoo!がBingに切り替えた後、日本市場向けにも良いエンジンだと判断すれば、Yahoo!JAPANにもBingを搭載していく可能性が高い」(ヤフーの広報担当者)という。
「MSと米Yahoo!の発表内容を見てみると、YSTの開発が終了する可能性が高い。ヤフーは以前、Googleやgooの検索エンジンも搭載していたこともあり、ほかの選択肢も消えたわけではないが、YSTが使えないなら、Bingに移行すると考えるのが自然だろう」

私が、2000年にヤフー・ジャパンで働くようになった当時、検索エンジンはgooで、その後、グーグルのそれによっていた時期もありました。今となっては、なぜ、ヤフーがグーグルの検索エンジンを?ということになりますが、当時は、カテゴリー検索全盛時代で、ロボット検索はおまけ程度にしか考えられておらず、それだけ軽く見られていたということでしょう。「ヤフー登録サイト」になるということで、売上が一気に増えたりするということで、登録サイトになることに狂奔する人もかなりいて、私も、表参道にいた当時、登録されないことで直接文句を言いにきた人に会って話をしたこともありました。
世界的にBingを使用することになれば、日本だけ独自の検索エンジンというわけにも行かず、Bing採用は自然の流れでしょう。とはいえ、検索サービスから身を起こしてきたヤフーが、検索エンジンマイクロソフトのそれを採用し、その軍門に下るということに、時代の流れと一抹の寂しさを感じます。

埼玉・越谷市の書店で男子高校生が万引 逃走中に小学生突き飛ばし強盗傷害の疑いで逮捕

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20090802/20090802-00000222-fnn-soci.html

逮捕された高校2年の男子生徒(16)は、1日、越谷市の書店で、漫画本などを盗んだところを警備員に見つかり、逃走した際、小学生の男の子(8)を突き飛ばし、軽傷を負わせた疑いが持たれている。
男子生徒は「逃げたかったから突き飛ばした」と話しているという。

この小学生が、どういう現れ方をしたのかよくわかりませんが、逃走とか盗品の確保といった目的とは無関係に突き飛ばしたのであれば、窃盗の機会における単なる傷害で、強盗致傷にはならないのではないかと思います。「逃げたかったから突き飛ばした」という供述があっても、そもそも客観的に突き飛ばせば逃走が容易になるような状況にあったかが問題になるのはないでしょうか。強盗致傷罪の成立に微妙さを感じます。