裁判官、発言遮り誘導? 高松地裁の模擬裁判

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20070203000218

この日の模擬裁判の評議では、万引の後に店長を殴って強盗致傷罪に問われた男の量刑をめぐり、大半の裁判員が「執行猶予付きの懲役三年」と、理由を含めて一通り意見を陳述。しかし、女性が「実刑の懲役六年が妥当」と話し始めたときに限り、裁判官が「重いか軽いかを考えて」などと遮った。
女性は「自分だけ意見を言わせてもらえない空気になった。そのせいで多数決の際も、執行猶予にしないといけないのかと思ったほど」と批判している。

裁判員に、気後れすることなく自由に発言してもらう、ということは、評議の基本中の基本と言えるでしょう。評議の中で、当初の意見が修正されることがあっても、活発な意見交換の中で、個々の裁判員の判断により行われるべきものです。
裁判所内部でも、裁判員を交えた評議の在り方は、既に、かなり検討されているものと推測されますが、日暮れて道遠し、というのが現状のようです。

口述通り、でたらめ字幕 あるあるデータ捏造問題

http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007020301000399.html

いろいろな報道を見ていると、日頃から真面目に番組作りをしていた人達が、つい過ちを犯した、ということではなく、視聴者を馬鹿にしながら嘘に嘘を重ねていた、というのが実態のようです。
公共の電波を悪用し、視聴者を欺き嘘の情報で振り回し、スポンサーも欺いていたわけですから、責任重大でしょう。
ここは、総務省が強権を発動し、関西テレビの放送免許を取り消す、ということも真剣に検討されるべきかもしれません。

日テレ大杉君枝アナ転落死、自殺か

http://www.asahi.com/culture/news_entertainment/NIK200702030036.html

このニュースには、私も驚きました。難病に苦しまれていたようですが、お気の毒と言うしかありません。
故・大杉アナとは比べるべくもありませんが、以前、私も、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20041026#1098720378

でコメントしたように、左膝が痛くて苦しんだことがあり、身体の痛み、それも、薬や治療が功を奏さない痛み、というものには、本人にしかわからない苦しさがあると思います。
ご冥福をお祈りします。

30歳男性「落書き」誤認逮捕、9日間も拘束…福島

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070204-00000313-yom-soci

ビルの防犯カメラに男2人の犯行の様子が映っており、男性は否認していたが、一度は容疑を認めた。その後、家族がアリバイがあるとし、署で確認したところ、事件当時、親類宅にいたことがわかった。

アリバイが成立するにもかかわらず、「一度は容疑を認めた」というところが恐いですね。
かつて、虚偽自白をさせてしまったことがある身として言いたいのは、

虚偽自白
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050128#1106841589

取り調べには、常に、こういった危険性がつきまとうということや、そういった危険性を限りなくゼロに近づけるために何をすべきか、何ができるか、ということを真剣に検討する必要があり、可視化、ということは、現実にとり得る、とるべき措置ではないか、ということでしょう。

虚偽自白(続)
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050129#1106971701
虚偽自白(続々)
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050131#1107104723