中国、iPhone生産拠点周辺地域をロックダウン-アップルに打撃も(Bloomberg) - Yahoo!ニュース
突然発表された今回の措置はコロナを徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策を反映しており、フォックスコンの主な事業拠点にとって新たな支障となる公算が大きい。コロナ感染で約20万人のスタッフの一部が隔離を余儀なくされたほか、徒歩で工場から脱出する従業員もいた。
世界の電子機器需要が異例の伸び悩みとなる中で「iPhone14」を発売したアップルにとって、今回のロックダウンは重大なタイミングで訪れた。カウンターポイントのシニアアナリスト、アイバン・ラム氏によると、フォックスコンの鄭州工場はiPhone14シリーズ生産能力の80%を占めるほか、iPhone14プロの生産能力の85%超は同工場に集中している。
米中対立と言われますが、既に様々に指摘されているように、米国、中国は相互に大きく依存しあっていて、その中で、上記のようなことが起きると甚大な影響が出る、ということになります。
中国のゼロコロナ政策が、当面、変更される見込みはありませんから、コロナ発生という、予測しがたい事態により、人や物の流れが中断してしまう、世界はその上に、脆弱な状態で乗っているという、恐ろしい状態にあることになります。
自衛できることは自衛策を講じる必要がありますが、それにも限界があって、今後も、世界の流れ、動きを不安定化、流動化してしまうことでしょう。実に困った世の中になったものです。