石井隆匡（石井進）稲川会2代目会長の娘の悠子さんによるもので、以前、買ってちょっと読んだだけだったものを、通しで読みました。
バブル期に世間を騒がせた、「経済ヤクザ」の走りとも言うべき人物ですが、家族から見た家庭人としての姿が赤裸々に綴られていて、その一面を見ることができたという印象でした。
堅気の人々に恐れられつつも仲良くもしていた、古き良き時代のヤクザの生活が紹介されてもいて、今現在と比べつつ、ヤクザ世界の環境が激変したなと改めて感じるものもありました。
喋り言葉がちゃんぽんになったような、おもしろい文体で、肩が凝らず気楽に読めました。
