先週に続き、またもや関東周辺は大雪が降り、特に、山梨では積雪量が100センチを超える、未曾有の降雪になっています。各地で交通が寸断され、閉じ込めや立ち往生が続出していて、人身を含む様々な被害が出ています。早急な救出、復旧を心から願っています。
こうして、短い間に大雪に見舞われ、また、今後もまた大雪の可能性があるという状況下で、東京を中心とする関東にす無人々(南関東周辺)は、雪というものに対して、今まであまりにも無防備であり無関心であったのではないかということを感じます。甲府で100センチを超える積雪が現実にあったということは、東京でもそれに近い積雪があっても何ら不思議ではない、ということを意味するでしょう。少なくとも、そんなことはあり得ないと一笑に付せる状態ではもはやないと思います。毎年、必ずこれだけの積雪があるというわけではありませんから、装備面で万全の対策を講じるといったことは難しいですが、天気予報の精度を上げ、大雪が見込まれる場合は、事前に、会社、役所や学校等を休みにして、できるだけ外出をせず自宅にとどまる、といったことを励行するようにしないと、また再びこのような危機的状況(場所にもよりますが)が現出してしまうと危惧されます。アメリカのニューヨークで、大雪が予想された際に、市長が市民に、外出を控えるよう強く呼びかけていたという話がツイッター等で流れてきていましたが、日本、特に南関東ではそうしたことを日頃から決めておいて、いざとなった確実に実行する、といったことも真剣に考え準備しておかなければならないでしょう。
ここまでの大雪になると、もう災害そのものですが、閉じ込めや立ち往生に対する救助活動も、迅速に行われているようには見えず、この点も今後対策すべき緊急の課題でしょう。大変だった、で終わらせるのではなく、官民で力を合わせ、大雪対策を講じておくことの必要性を痛感しました。