コンビニ生活に警鐘 非常食、使いながら備蓄する習慣を

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120304-00000507-san-soci

東京都江東区在住の管理栄養士、新生暁子(しんじょうときこ)さん(40)は、そんな様子を尻目に「特にあわてることはなかった」という。
自宅に「備蓄棚」があったからだ。幅約70センチ、高さ約2メートルの棚には、震災から1年がたとうとしている現在も、レトルト食品、缶詰・瓶詰、粉類などがびっしりと詰まっている。
神戸市出身の新生さんは17年前、阪神大震災を経験。結婚を機に上京してから、この備蓄の食料を切らしたことがない。

「非常食」というと、乾パンのような、日頃は食べないものを思い浮かべがちですが、記事にあるように、日頃から非常の時に備えて、ごく普通に食べているものをストックしておき、適宜、食べながら補充することで賞味期限切れを避ける、というのは、賢く、かつ、難しさもなくて簡単に実行可能な方法ですね。こうした工夫が広く行われることで、昨年の東日本大震災後に起きた買いだめによる物不足、混乱を避けることができ、社会的にも有用な効果が出るので、一石二鳥という気がします。
特に都会にいると、そこかしこにコンビニがあって、コンビニが食料の備蓄庫のような感覚にとらわれがちですが、それはあくまで「平時」であってこそで、非常時には通用しない、治にいて乱を忘れない、という心構え、準備が必要であるということを、この記事を読んで感じました。