日本の違法性示す=裁判で世論刺激も狙う−反捕鯨団体

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100312-00000055-jij-int

反捕鯨団体シー・シェパード(SS)は、ニュージーランド国籍の同団体活動家ピート・ベスーン船長の逮捕に対し、「裁判になれば、(日本側の)違法性が明らかになる」として積極的に受けて立つ構えだ。裁判を通じて、ニュージーランドやオーストラリアなどの反捕鯨世論をさらに刺激することも狙っている。

起訴され刑事裁判になれば、反捕鯨団体が東京に集結して様々な活動を繰り広げ、その模様が全世界に発信されて、反捕鯨運動がますます盛り上がることになる可能性があるでしょうね。それを狙って、敢えて飛び込んできた船長を、狙い通りに捕まえてしまい日本に連れ帰ってしまったという判断が、そういった事態も想定した上での妥当なものであったかが、今後、検証されることになるでしょう。
おそらく東京地検公安部が捜査を担当することになると推測されますが、これも一種の「国策捜査」のカテゴリーには入るはずですから、起訴が国益に沿うかどうかということも含め、慎重な検討が必要な事案という印象を受けます。