中年童貞…なぜ生まれる? 「恋愛資本主義」の肥大化

http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/070624/wdi070624006.htm

日本では見合い制度の崩壊と出会いの機会の増大で、恋愛=結婚が完全な自由競争となったが、その半面、異性を魅了する「恋愛資本」を多く持つ者が異性を独占する状況が生じた。

男女の出会いは増えても、恋愛資本の乏しい男性には利用できず、逆にその状況を一層困難にしてしまう。つまり「次の機会にもっといい男性が現れるかも」と女性は考えるからだ。

確かに、「レオン」「ウオモ」などの雑誌で描き出されている世界では、高収入の男性が、高級品を身にまとい、高級車を乗り回し(最近、本ブログで取り上げた、どこかの偽装米業者のようですが)、気がきいたお店を沢山知っていて、話術も巧みに女性を魅了する、というストーリーに満ちあふれています(一種の幻想のようにも思いますが)。そういった世界が、一種の「恋愛資本主義」の世界なのかもしれず、そういう切り口で男女関係を見てみる、というのは、それなりにおもしろいと思います。
ただ、異性にもてるから幸せ、もてないから不幸せ、というものでもなく、それぞれの考え方、人生の過ごし方の問題でしょう、と言ってしまうと、この問題はそれで終わってしまいますが。

中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差― (扶桑社新書)

中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差― (扶桑社新書)

を、私は、多分、買うことも読むこともないと思いますが、意外とおもしろいものがあるかもしれない、という予感はします。