元長官、仲介役の弁護活動 旧住専の執行妨害事件で

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007061701000402.html

検事総長とか検事長、大地検の検事正経験者、ということになると、良い人も悪い人も、良くも悪くもない人も、様々に群がってくるものです。
検事をやっていると、それなりに人を見る目は養われているはずですが、私が見るところ、上記のような「立派」な方々であっても、

1 元々、捜査・公判の現場経験が少なく(本省勤務が長いなど)、意外と人を見る目がない
2 人が良く、海千山千の人々の口車に乗りやすい
3 いろいろな欲(特に「金銭欲」)が強く、欲に目がくらむ

といったことで、墓穴を掘ってしまう人もいるようです。それ以外に、老いて衰えてしまう中で落とし穴に落ちてしまう、という場合もあるでしょう。
栄光に包まれ、祝福されて、華麗な「ヤメ検」ライフを満喫するのも結構ですが、予想外の落とし穴が待っていることもある、ということで、今回の元長官の件は、貴重な教訓になるのではないかと思います(しがない元検事である私には無縁、無関係ですが)。