ワイツゼッカー元独大統領が死去 戦争責任直視訴え

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM31H3I_R30C15A1FF8000/?dg=1

第2次世界大戦終了40周年の1985年5月、「荒野の40年」と題した議会演説で「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目になる」と訴え、ナチス・ドイツによる犯罪を「ドイツ人全員が負う責任」だと強調。歴史を直視するよう国民に促した言葉は、90年の東西ドイツ統一後もドイツの戦争責任を語る際の規範となった。

「荒野の40年」演説がされた当時、私は大学3年生でしたが、日本でもかなり話題になり注目されて、岩波ブックレットで出たのを買って読んだ記憶があります。非常に格調の高い、深みのある演説で、ドイツが国家として戦争責任をいかに真摯に捉えているかを強く感じさせられ、感銘を受けたことが思い出されます。
今の日本や日本人にとっても学ぶところの大きい内容で、私も改めて読んでみたいと、訃報に接し思いました。元大統領の御冥福をお祈りします。

2015年01月30日のツイート

表現の自由の研究者 奥平康弘さん死去

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150130/k10015101231000.html

表現の自由の研究者として知られ、憲法9条についても積極的に発言してきた、東京大学名誉教授の奥平康弘さんが、今月26日、東京都内の自宅で亡くなりました。
85歳でした。

私が、表現の自由に特に強く関心を持つようになったのは、平成12年にヤフー株式会社で仕事をするようになり、インターネット上の様々な表現行為について見たり聞いたり考えたりする機会が非常に多くなったことが切っ掛けでした。
その後、あることで、奥平先生を紹介してもらい、先生と直接お話しする機会があって、その際に、気さく、親切に対応していただいたことが、その際の情景とともに思い出されます。
奥平先生の研究成果を真摯に学び、表現の自由が制約される、暗く重い閉塞した社会にならないように努力しなければならないと思いつつ、御冥福をお祈りします。