管理職よりヒラ…都職員、昇任試験にソッポ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050410-00000002-yom-soci

なぜ若手職員からそっぽを向かれるのか。都で今年2月、アンケートを実施したところ「管理職に魅力を感じない」との答えが約半数に達した。管理職になると約2年ごとに各部局を転々としなければならない。

管理職、という仕事に魅力を感じないのはなぜか、ということを、徹底的に検証する必要があるでしょうね。ITが発達して、幹部と一般の職員が、メールなどで直接連絡を取り合ったり、上からの指示が一斉に伝達できるようになると、中間管理職は、一種の「中二階」化して、魅力が感じられなくなる恐れが多分にあります(実際、そうなってしまっている場合が多いと思いますが)。
上記のように、転々といろいろな部署をまわってしまうことにより、専門性が身に付かなくなる、ということも魅力を感じない理由になると思いますが、試験を受け昇進して行く、というキャリアプランだけを絶対視せず、いろいろなタイプのキャリアプランというものを可能にして行く、ということも必要でしょう。
このような事情は、東京都庁だけのことではないと思います。

戦時中の地下施設、全国5000カ所、鹿児島に4割

http://www.asahi.com/national/update/0410/TKY200504090257.html?t

戦争が遺した大きな負の遺産と言えるでしょう。

戦中、「本土決戦」に備えて掘ったものが多いとされる。01年度の時点で全国のうち約780カ所で陥没などの危険があったという。戦後は埋め戻す作業が続けられたが、放置されたままの所も多い。

数年前、確か鹿児島県でのことだったと記憶していますが、走行していた車両が、道路の陥没に転落して運転者が死亡したという事故もあったと思います。
人の生命に関わることであり、国と地方自治体で責任を押しつけあったりせず、早急に十分な予算をつけて埋め戻しなどを行うべきでしょう。誰もが被害にある恐れがあり、他人事ではありません。

外相が反日デモで抗議 「警備徹底」と王毅大使

http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20050410/top_____detail__002.shtml

日本政府は今回のデモについて、中国当局日本大使館や大使公邸への接近を規制せず、投石により窓ガラスが割られたほか、日系企業や店舗も標的になったことから事態を重視。今後も同様のデモが実施されることを懸念し、町村外相王毅大使にあらためて抗議することとなった。

中国の公安当局が、なぜ「接近規制」を行わなかったのかが、一つの問題でしょう。事前に、こういった動きがあることは察知していたと思われますから、日本に警告を与えるために、深刻な状態にならない範囲内で「やらせた」可能性はあると思います。
ただ、こういった動きは、一旦大きくなると、中国公安当局のコントロールが効かない程度にまで拡大する恐れがあると思います。
当面、中国在住の日本人、中国へ行く日本人は、注意深さと慎重さが求められるでしょう。

追記:

4月10日夜のフジテレビ「情報ライブEZ!TV」で見ていると、日本大使館に投石する人々の目の前にいる警察官が、特に止めることなく投石するままにしていました。
こういった映像を見ていると、上記のような「やらせ」ではないかと思わざるを得ないですね。

先ほど、自宅近くの公園で、桜を見てきました。もう暗くなっていたので、夜桜見物でした。今日、風が強かったせいか、かなり散っており、半ば葉桜状態になっていました。桜花の生命は、やはり短いですね。美しくもはかないところに、魅力もあり、また一抹の悲しさもあります。
戦時中における最初の特別攻撃隊は、本居宣長

敷島の 大和ごころを 人問わば 朝日に匂う 山桜花

から隊の名前をつけていますが、桜に対する日本人の意識には、やはり特別なものがあります。

長崎・浦上天主堂でローマ法王追悼ミサ

http://www.sankei.co.jp/news/050410/sha077.htm

禁教や原爆の被害を乗り越えた長崎の人々をたたえる法王の来日時の日本語メッセージが流されると、修道女は涙を流し、子どもたちがじっと両手を合わせ、天主堂は深い悲しみに包まれた。

聖書にもあるようなことばの力、ことばが人々の心に与える影響、そういったことばを生み出す透徹した人格というものを強く感じます。