「2%還元 全商品対象」を検討 キャッシュレス決済

「2%還元 全商品対象」を検討 キャッシュレス決済(ホウドウキョク) - Yahoo!ニュース

また、カード決済普及に向けた措置も検討される。
クレジットカードによる決済で、店がカード会社に支払う手数料について、政府は、店側の負担を減らすため、カード会社に対し、手数料の引き下げを要請する方向。

「カード決済普及」と言っても、現状でクレジットカードを使わない人が多いのが、ポイントがつくからと言っても、すぐにカード社会になるとは到底考えられず、結局、ポイントがつく人、つかない人が出る、不公平な事態になる可能性が高いでしょう。

現状でも、クレジットカードを使えば決済額の0.5パーセントから、最大で2パーセントの(2パーセントつくのはかなりレアですが)ポイントが付与されるのに使わない人が多いことが、ポイント付与によりカード社会化が一気には進まない証左と言えると思います。 

カード会社の方を持つわけではありませんが、手数料は、カード会社が負担する決済リスクの対価としての意味合いを含んでおり、また、国際ブランドのカードであれば、そのブランドの本部への支払にも充てられているわけで、国が安易にそういったところへ介入するのは危険なものがあります。手数料を下げてもただにはなりませんから、嫌がる店は嫌がって、やはりカード非対応にしたがるでしょう。

こういうドタバタを繰り広げてまで増税に踏み切るのか、そこが正に問われる必要があると思います。