http://blogos.com/article/111868/
BCNランキングというサイトがあります。契約した家電量販店のPOSデータをもとに売れ筋ランキングを発表しているのですが、ギャラクシーS6とS6エッジが売りだされた4月の20〜26日の週では、ギャラクシーS6エッジのほうが10位に登場していましたが、4月27日〜5月3日ではなんと26位にまで転落してしまっています。そして1位のiPhone6 64G(au)につづいて、 第二位にXperia Z3 Compactが入り健闘ぶりが目立ちます。
現在の、アップル、ソニーモバイル、サムスン製スマートフォンは、どれを買っても、これは使えないということはもちろんなく、どれもハイスペックで、では、どれを選択するかということになると、スペック以外のイメージや周囲でどれを使っている人が多いか、といったことに左右されやすいと思います。
その点、iPhoneやXperiaは現状の日本ではかなり優位に立っているのに対して、Galaxyは、日韓関係が冷却し日本人の韓国に対するイメージが良くはない(韓国に悪意や偏見を持たない人も含めて)こともあり、劣勢に立っていて挽回が難しい状況にあるということでしょう。例えば、若い女性がスマートフォンを買って、iPhoneやXperiaなら、周囲から、えー、新しいスマホ買ったんだ、iPhone?Xperia?かっこいー、かわいー、と言ってもらえそうでも、Galaxyではちょっとどうだろうかと思われるものがあります(私自身、Galaxyは嫌いではないので悪意や偏見で言っているわけではありません)。サムスンのロゴを取る程度では難しいものがあると思います。iPhoneを売っていなかった当時のドコモがGalaxyを猛烈に売り込んでいた時期もありましたが、既にiPhoneへとシフトしてしまっていて、しっかり頑張って売るキャリアがなくなっていることも大きいでしょう。
サムスンが日本でMVNOの会社を1つ買収でもして、それとセットで売って、継続契約の顧客にはGalaxyをかなり安くするとか、そういった何らかの思い切った手を打たないと、日本での復活は難しそうな気がします。