交通事故で助け求めた男性、警官が射殺か 米

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130916-35037264-cnn-int

警察によると、同市内の民家から14日午前、「ドアをしつこくノックする男がいる」との通報があり、警官3人が現場へ向かった。そこへ通報通りの容姿の人物が走って近づいたため、警官の1人がスタンガンで制止しようとしたが失敗。続いて別の1人の警官が発砲した。
男性は複数の銃弾を受けて即死した。本人は武器を持っていなかったという。

交通事故で大破した車から脱出し、近くの民家に助けを求めようとしたとみられる。この家に住む女性が見知らぬ男性の来訪におびえ、電話で緊急通報した。

最初に通報した女性がドアを開け話を聞ければ、少なくともドア越しに話を聞いていれば、悪意、害意がないことはすぐにわかったと推測されますが、不審者との通報(おそらく)で、状況を把握しないままの警察官が対応したことが、こうした不幸な出来事につながってしまったと感じます。
我々の生活上の様々な場面でも、コミュニケーション不足により誤解、溝が生じ、思わぬ悪い方向へと物事が進んでしまうことがありますが、きちんとコミュニケーションを取ること、意思疎通を円滑にすることの重要性を、改めて強く感じます。
また、こういった事故の背景には、多くの人が銃を持ち、やらなければやられてしまいかねないと、警察官などが常に神経をとがらせ職務に従事していることがあるとも思われ、そこまでの状況に至っていない日本にいる我々にはわかりにくい、社会内の緊張感、といったことも感じます。こういうことが日常的に起きないような社会を維持したいものです。