遠隔操作プログラム、同僚PCから発見される…片山被告弁護団が会見

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20130909-OHT1T00203.htm

捜査当局は被告の職場からPC19台を押収。弁護団によると、調書には、被告のPCから発見されたプログラム「iesys.exe」が、少なくとも1人の同僚のPCからも発見された、と書かれていた。同僚も事情聴取を受けたが、関与を否定したという。

こうした事情について、捜査当局がどのような見方をしているのかはよくわかりませんが、被告人が犯人であるとすると、意図して他の同僚のPCに遠隔操作ウイルスを仕込むとは考えにくく(メリットがなく危険が大きいでしょう)、また、その同僚のPC操作の過程で何らかの事情で感染した、というのも、あまりにも出来過ぎていて不自然さがあります。
どこまで決定的かはともかく、被告人が犯人であることに、疑問を差し挟む事情になるのではないかという印象を受けますが、捜査の際に、なぜそのようなことが起きたのか、どこまで検証、解明されているのでしょうか。それが十分尽くされていなければ、今後、問題として残り、有罪判決を阻害する方向に働く可能性はありそうです。