「助けてください」叫び声 逃げる人波で心斎橋騒然

http://digital.asahi.com/articles/OSK201206110016.html

男は、抵抗する南野さんの血まみれの手をふりほどき、包丁で切りつけた。「助けてください」。叫び声はどんどん、か細くなっていく。「何かにとりつかれたかのように、何度も何度も刺していた」

この種の事件は、一旦起きると、それに影響、触発されて、同種事件を招く傾向があるので、当面、警察当局は厳重に警戒したほうがよいと思いますね。
こういった通り魔事件は、人間の心の中の魔性が引き起こすような面があって、完全に防止することは困難ですが、特に人が集まるような場所ではこういったことも起き得る、という発想を持って、刺又(さすまた)のような防護具を備え付けておくとか、警察官や警備員が適宜巡回するなど、継続した警戒を地道に続ける、ということが必要なのではないか、ということを感じます。
また、被疑者は刑務所から出て間がなかったようですが、そういった出所者に対する再犯防止対策、ということも、以前から課題とされていたことで、今後も対策の必要性は高いでしょう。
感情的になり怒りをぶつけるだけでなく、こういった事件が起きないためには何をすべきか、何ができるか、ということを冷静に考えできることを実行に移す、ということが重要ではないか、ということを感じます。