覚醒剤密輸、立証見直しへ検討会 最高検、無罪判決相次ぎ

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検討会では、税関当局と連携して荷物検査の様子を撮影し、映像を証拠として提出する新たな捜査手法の導入を話し合う。検察幹部は「不自然な行動や弁解を記録でき、立証に有効」とみる。
プライバシーの問題もあり、撮影に法改正が必要かどうかなどの運用上の課題についても調査するほか、過去の立証方法も検証し、年内に結論を出す方針。

従来は、税関職員の供述で、不自然な行動や弁解をしていた、という立証をしていたところを「可視化」しようということと思われますが、口先三寸では済まず、状況がリアルにわかってしまうため、かえって立証上はマイナスになる可能性もあるでしょうね。演技のうまい運び屋が次々と送り込まれるようになって、薬物が発見されたら迫真の演技で驚き慌てふためいて見せる、程度のことは、それほど難しいことではありません。
元々、証拠が薄く、検察庁としては裁判所に「拾って」もらっていたものが、裁判員が入るようになって拾ってもらえなくなった、という経緯ですから、集まって検討してもなかなか名案は見つからないだろうと思います。