片腕をなくした男(上)(下)

片腕をなくした男〈上〉 (新潮文庫)

片腕をなくした男〈上〉 (新潮文庫)

片腕をなくした男〈下〉 (新潮文庫)

片腕をなくした男〈下〉 (新潮文庫)

ブライアン・フリーマントルのチャーリー・マフィンシリーズ最新作です。私は、以前、本ブログでもコメントしたように、

狙撃 (新潮文庫―チャーリー・マフィンシリーズ)

狙撃 (新潮文庫―チャーリー・マフィンシリーズ)

を読んではまりましたが、この最新作でも、主人公(イギリス。MI5に勤務する、一見冴えない、しかし冴えきった情報部員)は健在で、冒頭から、鋭い尋問テクニックで真相に切り込もうとしていて、ファンとしては嬉しくなりました。
よく、英米、と一緒に語られますが、米にはない、「英」独特の、ひねりのきいた、時に自虐的な独特のユーモアが随所に散りばめられていて、このシリーズはその点でもおもしろいと感じています。