- 作者: 松本勝
- 出版社/メーカー: 成文堂
- 発売日: 2009/04
- メディア: 単行本
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アマゾンを利用していると、購入履歴に基づいて、これ買いませんか、といったメールが送られてきますが、最近、この本をメールで紹介され、興味を感じたので買いました。
私のような仕事をしていると、刑事裁判での有罪、無罪や有罪となった場合の刑の内容、といったことだけではなく、服役後に仮釈放の可能性があるか、どの程度服役すれば仮釈放になり得るか、出所(仮出所)後の生活はどうなるのか、といったことを聞かれることもよくあります。そういった質問に対しては、知っている範囲内でできるだけ説明するようにしていますが、この本では、更生保護全般について、丁寧に説明がされていて、「入門」レベルを超えているようにも感じますが、かなり役立つ1冊ではないかと、早速に仮釈放に関する部分などを読んでみて感じました。
刑事事件というと、起訴・不起訴、有罪・無罪、刑の内容といったことがクローズアップされがちですが、犯罪者の更生保護といった分野も重要性が高く、この種の本もきちんと読み、日頃から自分なりの「更生保護観」のようなものを培っておく必要性というものを、改めて感じました。