検事も体験研修 「仙台方式」審理 高検が企画

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090124-00000002-khk-l04

ボ2ネタ経由で知りましたが、

仙台地裁は昨年1月、殺人など裁判員裁判対象事件の公判を連日開廷する体制に移行。4月には初公判から判決まで、土・日曜を除き7日間連続で開廷した。(1)被告の供述調書を原則的に証拠採用しない訴訟指揮(2)簡潔な体裁の判決―なども取り入れ、全国的に先進事例と位置付けられている。

とあるものの、被告人の供述調書を原則として証拠採用しないところまで行くのはいかがなものか、と思いますね。当然、任意性や信用性はきちんと検証されるべきですが、捜査の中で作成されたものを、原則、採用しないと切り捨ててしまって本当に良いのか、ということは、慎重に検討すべきでしょう。
先日、広島高裁で、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20081210#1228843690

といった判断が示され地裁判決が破棄差戻になった背景にも、こういった問題が存在するように思います。
裁判員制度実施を間近に控え、各地でいろいろな混乱が起きている、ということを強く感じます。