朴正煕、最後の一日―韓国の歴史を変えた銃声

朴正煕、最後の一日―韓国の歴史を変えた銃声

朴正煕、最後の一日―韓国の歴史を変えた銃声

韓国の朴大統領暗殺事件を描いたドキュメンタリーで、少し前に購入して、そのままになっていたので、最近、少しずつ読んでいます。
私自身、この事件については、政権内部の内紛によるもの、という程度の知識、印象しかありませんでしたが、この本を読み進む中で、当時の韓国や朴大統領が置かれていた状況、暗殺に至る経緯、といたものがよく理解できるようになりました。緊迫感があり、かなり読み応えがあります。
朴大統領と言えば、情け容赦のない独裁者、という印象が強くありましたが、夫人(銃撃により死亡)の死後に寂しく暮らす姿や、陸軍士官学校へ進んだ息子を心配して日記につづる様子など、人間性を感じさせる部分もあって、その点でも興味深い1冊だと思います。