元ヤクルト投手の児童ポルノ事件、発覚したワケ…趣味から偶然に…鑑賞した高校教諭、恥しのび通報

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_02/t2005022402.html

教諭は昨夏、趣味でロリコンサイトをネットサーフィン。たどり着いたサイト内にあった商品ソフトのサンプル映像をダウンロードして鑑賞したところ、教え子の少女を発見した。教諭は、ロリコンサイトをネットサーフィンしていた恥をしのんで、「どうもうちの卒業生がビデオに出ているようだ」と県警に相談したという。

この先生は、趣味は悪いですが、人間としては見所があると思います。自分の恥(大恥)と、児童ポルノになってしまっている教え子のどちらをとるかを迫られたとき、教え子をとるというのは、なかなかできないことです。昔読んだ、オー・ヘンリーの「取り戻された改心」という作品を思い出しました。
この作品は、金庫破りが真面目な生活をするようになり、結婚を約束する女性にも巡り会い、完全に足を洗おうと決心し、金庫破りの道具一式を昔の仲間にくれてやろうとして持ったまま、婚約者の縁者が経営している銀行へ行って、最新型の金庫を見学していたところ、誤って子供が中に閉じこめられてしまい、業者に開けさせるには時間がかかってしまって閉じこめられた子供の生命が危うい、という緊迫した状況の中で、自分の正体がばれてしまうのも覚悟の上で、たまたま持っていた道具と熟練した金庫破りのテクニックを駆使して金庫を破り、子供を救い出す、という物語で、読んだ時には感動を覚えました。その後、この元金庫破りがどうなったかは、興味ある方は作品で読んでみて下さい。
ただ、上記の先生は、趣味の悪さにより、教育者としての前途が絶たれてしまうかもしれません。