客待ちタクシーは「前車優先」 後車ドアでけが訴訟判決

http://www.asahi.com/national/update/0223/036.html

判決によると、事故現場は仙台駅前の大通り。被告の運転手が停車していたのは、歩道沿いのタクシー乗り場。その約4.5メートル前方に別のタクシーが停車していた。男性は前方のタクシーに乗るため、歩道と運転手のタクシーのあいだを通り抜けようとした。その際、ドアが開き、男性は転倒して腰を打ち、脊椎を損傷した。
 男性は「前方に駐車しているタクシーが優先だと認識するのが常識」と主張。一方、運転手は「小走りの乗客が後方から近づけば、誰でも自分の車に乗ると考える」と反論していた。
 判決は「タクシーを利用する一般の乗客が前方に駐車している車が優先だと認識することや、乗客が急いでいる場合は小走りに乗車しようとすることは予見可能」とした。

興味深い判断だと思います。客待ちしているタクシーが並んでいる場合に、前のタクシーから順番に客を乗せて行くというのは、常識にかなった判断ではないかと感じました。
しかし、「脊椎損傷」というのは、かなり重篤で、お気の毒です。