プロバイダ責任制限法の見直しへ、総務省が初回会合

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20101018/1028025/

同WGは、2001年に制定されたプロバイダ責任制限法が間もなく10年目を迎えることと、知的財産戦略本部が2010年5月にまとめた「知的財産推進計画2010」で見直しについて盛り込まれたことを契機として、現在の運用状況を検証して制度改正の必要性について検討するもの。同日の会合で事務局が示した資料には、複数の課題が記載されている。具体的には、(1)同法の取り扱う範囲(2)同法の運用基準について具体的に定めた「プロバイダ責任制限法ガイドライン」の内容(3)第3条に定められた「権利侵害情報の削除」の内容(4)第4条に定められた「発信者情報の開示請求」の内容――について検討するとしている。

立法当初に想定されていた運用と、裁判例の中で実際に行われるようになった運用が異なっている点もある上、今後、検討される論点の中に含まれている刑事免責(現行のプロ責法では定められていない)の問題など、検討を要する点は確かにいろいろとありますね。
多くの場合に裁判手続を利用することが想定されている、従来の制度の見直しは考えられていないようですが、例えば、裁判外の紛争処理手続を整備して、そこで、まず解決を図るといった制度も検討されてもよいのではないかという気がします。
私のような、しがない弁護士の出る幕でもなく、偉い先生方にしっかりと議論してもらいましょう。

2010年10月18日のツイート

YouTubeとAndroid、Googleの収入源として急成長中

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1010/18/news071.html

YouTubeは特に目覚ましく、週当たり20億以上のページビューが収益化されており、これは前年比50%の成長という。だが、パトリック・ピシェットCFO最高財務責任者)はYouTubeが黒字化したかどうか明言することを避けた。
一方、Googleモバイル広告事業は年間10億ドル規模で稼働しているという。Android端末上のモバイル検索は2年前の5倍に増えた。
これは、スマートフォンからの製品やサービスへのアクセスが、同社の売り上げに10億ドル追加していることを意味するとローゼンバーグ氏は強調した。「明らかに、これがインターネット検索の未来だ」と同氏。
検索広告は依然としてGoogleの中心的な収入源ではあるが、同社が将来に向けて注力しているYouTubeAndroidが、アナリストらが探していた次の数十億ドル規模の事業として収益を上げはじめたということだ。

アンドロイド端末の利用者は、日々、増加している現状ですが、増えれば増えるほどグーグルの収益も雪だるま式に増えて行く、ということでしょうね。
現時点で比較すると、アンドロイド端末は、iPhoneよりもやや見劣りするものがありますが、既に、galaxySのように、iPhoneに匹敵し、機能によってはiPhoneを凌駕するような製品も出つつあって、メーカー間の競争が激化すればするほど良質な製品が次々と生み出されるはずですから、今後、グーグル提供のサービスとの親和性とともに、アンドロイド端末が主流となることは間違いないでしょう。
今後がますます楽しみになってきます。

タブレット端末の世界販売台数、4年後には2億台を超える---Gartner調査

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20101018/353023/

法人市場では当面、iPadなどの10インチ程度のディスプレイを備えるタブレット端末が、外出時などの簡便な情報アクセス手段として利用されるようになる。ビジネスパーソンが、電子メール、スケジュール、Webアプリケーション、プレゼンテーションファイルの閲覧といった用途で個人所有の端末として購入することが多くなるとGartnerは予測する。また、タブレット端末はノートパソコンの置き換えにはならず、ノートパソコン、スマートフォンに次ぐ3台目のデバイスになるとしている。

これは、正に、今の自分によるiPadの使い方ですね。外出時に電車内などで使うには、iPadはやや大きすぎる傾向があり、その点、近く発売予定のgalaxy tabは、iPadよりも一回り小さい7インチのサイズなので、iPadは自宅や事務所に置いて使い、galaxy tabは外に持ち歩いて使う、といった便利な使い分けができるのではないかと今から考えているところです。
PCを使うほどではなく何かをぱぱっと見たい、スマートフォンでは画面が小さくて見にくい、という場面は、結構あるもので、この種のタブレット端末が大きく伸びる可能性は、やはり高いでしょう。