<国選弁護制度>「ゼロ接見」実態調査 日弁連

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100819-00000011-mai-soci

関係者によると、昨年以降、弁護士が受任した被疑者国選事件約6万件のうち1000件を超えるゼロ接見が報告されているという。ただし、日弁連は▽容疑者を受け持った複数の弁護人のうちの一人が接見以外の仕事を担当した▽容疑者の処分が決まる直前に受任が決まり、接見する余裕がなかった−−など「正当な理由でゼロ接見になっている場合が含まれている」とみている。調査結果は秋にも公表する見通し。

正当なものもごく一部あるかもしれませんが、大部分は不当なものでしょうね。
刑事弁護活動を行う場合、接見というのは基本中の基本業務で、これを機動的に行えない者が刑事弁護を担当すべきではないのですが、被疑者国選の対象範囲が拡大されたことで、そういったことが理解できなかったり、そもそも刑事弁護が担えないような不適格者が多数、混じってしまっていることが、こういった事態を招いているものと推測されます。
ただ、接見の際に、事務所と留置場所との間でインターネットを介して接見するなど、その気になれば簡単にできることをやらずに現在に至っている現状にも相当問題があり、ただ単に弁護士の怠慢を責めるだけでなく、実質的な意味で接見しやすい態勢作りも急務でしょう。

2010年08月18日のツイート

アスキー総研、「iPad購入層は年収/デート率が高い」

http://ascii.jp/elem/000/000/547/547879/

iPad購入実態調査結果は、以下の通り。
4人にひとりはiPad購入に前向き
購入者は男性、40代が多いが、購入予定を含めると50代がトップ
満足度は高めで、美しさに対する評価が上位独占
56%が"Flash未対応"に「不満」、32%が「重い」
3人にひとりが、「パソコンの使用機会減少」
有料電子書籍の利用/利用予定はiPadユーザーの半数程度
購入予定者の9割がiPad以外のタブレット端末にも期待

記事にある調査結果を一通り読んでみましたが、なるほどと思い当たることが多く、調査結果としての精度は高いと思いました。
Flash未対応というのは、やはり不便であり、アンドロイドがFlashに対応しているだけに、ipadiphoneの不便さを感じる人が多いのでしょう。
来年春にも発売が噂されている新ipadへの期待が、今後、徐々に高まりそうです。

<非出会い系>児童被害の7サイトを健全認定 監視機構

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100819-00000010-mai-soci

捜査関係者によると、09年に非出会い系サイトを通じて青少年保護育成条例違反や児童買春・児童ポルノ禁止法違反などの被害にあった18歳未満の児童は1136人(08年比43・4%増)。被害者数が多かった上位10サイトが716人で、全体の63%を占めた。
このうち▽グリー▽ミクシィモバゲータウン▽大集合NEO▽ハンゲームスローライフ(旧プチゲーフレンズ)▽モバレボ−−の7サイトはEMAに「健全」と認定されていた。7サイトを通じて被害にあった児童は計500人、全体の44%を占めた。

前にも本ブログでコメントしたことがありますが、この種のコミュニティサービスは、様々な人々が利用するもので、その中には、必ず一定数の悪意ある者が含まれ、いくら監視等を厳重にしても、リスクは常につきまとうものです。リスクが多いか少ないかの相対的な違いでしかなく、「あるかないか」ではないということです。
それを、審査を行ったと称し「健全」などと認定して、フィルタリングをはずしてしまう、というスキーム自体が、欺瞞的なものであり、人々の大きな誤解を生むものでしょう。この種のコミュニティサービスは、常にリスク、不健全なものをはらむものであり、そういうものであることを前提に、「健全」などというあり得ない幻想を抱くことなく現実を見据えて、使い方を考えるべきではないかと思います。