ポーランド、ドイツ戦車供与を正式申請へ 米国から加勢の動き(時事通信) - Yahoo!ニュース
ベーアボック独外相は22日、ポーランドから正式な要請があれば「道をふさぐことはしない」と容認する姿勢を示唆していた。ただ、ショルツ首相は同日の記者会見で「武器供与は米国やフランスとの緊密な協議が引き続き重要だ」と従来の主張を繰り返した。ショルツ政権を支える連立与党間の温度差も表面化しており、ポーランドの申請が承認されるかは予断を許さない。
日本にも武器輸出禁止三原則がありますが、日本とともに敗戦国になり戦後を歩んできたドイツも、武器の輸出については同様の縛りをかけてきたはずで、そうであるからこそレオパルト2の供与になかなか踏み切れないのでしょう。報道では、ドイツ国内でも賛否が分かれ反対意見のほうがやや上回っているという調査結果も出ているようで、この問題に対するドイツ国民の慎重さがうかがわれます。
ただ、平和を破壊する者、侵略者に対して、ただ手をこまねいていては、平和は破壊され邪悪な者が勝利をおさめてしまいます。ヒトラーに対して、イギリスが徹底抗戦しアメリカも参戦して打破していなければ、世界はもっと悪いものになっていたでしょう。その意味で、武器の供与は平和を破壊するといった観念的な一般論では済まないものがあります。
日本に対しても、今後、現在のドイツのような要請が寄せられてくる可能性がますます高まると思われ、そういった立ち位置について、十分に検討し腹を決めておく必要があるでしょう。