「失敗の本質」

 

 前からちょこちょこと部分読みしていて、最初から最後まで通しで読んだことがなかったので、最近、利用するようになったAmazonオーディブルを利用して音声で聴きました。

通勤の車の中で聴いていたので、結構、日数がかかりましたが、なんとか聴き終えたという感じです。

日本軍の各作戦について、細かく分析がされ、そこから導き出される問題点、欠点といったことに思い切り踏み込んでいて、改めて、名著であることを認識しました。

戦後76年が経ちますが、ここで指摘されている問題は今なお繰り返されているように思います。我々は、死ななくて済んだはずの膨大な人々の犠牲の上に立っていて、その死を無にしないために、こういった本を真摯に読んで勉強する必要があることを痛感しました。