永田鉄山 昭和陸軍「運命の男」

 

永田鉄山 昭和陸軍「運命の男」 (文春新書)

永田鉄山 昭和陸軍「運命の男」 (文春新書)

 

 先日、長野県の諏訪にある高島城へ立ち寄った際、永田鉄山の像があって、

yjochi.hatenadiary.com

それを機に永田鉄山への関心が出てきて、これを買って少しずつ読んでいます。

有名な人物であっても人間的に問題があって、という例は少なくありませんが、周囲の評価としても、人格識見に優れた、人の上に立てる器だったようで、戦後長く経った後に、生地で像が再建されたことに、うなずけるものがありました。

歴史に、もし、は無いと言われます。確かにその通りなのですが、暗転した歴史を振り返る際に、あの時あの人が亡くなっていなければ、ということは語られがちです。永田鉄山が非業に死んだのは昭和10年。その後の10年間の日本の激動を振り返る際、あの人がいればと、今後も繰り返し語られていくことでしょう。