那覇高野球部が島田顕彰碑清掃

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慰霊の日に向けたお清めと、住民保護などに奔走した島田さんの生涯を継承することが目的。島田さんは旧制神戸二中(現兵庫高校)出身。生前野球選手として活躍していたことから、那覇高野球部が顕彰碑を清掃するに至った。

人として偉いと心の底から評価できる人というのはなかなかいないものですが、島田知事は、前任者が本土へ逃げ帰った後に、死を覚悟して敢然と戦火が迫る沖縄に赴任し、沖縄県民を守るため奔走して、最後は摩文仁の地で忽然と消え、今なお人々により探し求められているという、私にとって心の底から尊敬できる人物です。昨年、顕彰碑ができたことを、上記の記事を契機に知ったのですが、沖縄の高校球児にこうして顕彰碑をきれいにしてもらい、島田知事も喜んでいるのではないでしょうか。今度、沖縄に行った際に、顕彰碑を訪ねてみたいと思っています。
島田知事にしても、「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」と打電して自決した大田中将にしても、今の沖縄を強く憂え心配しているのではないかという気がします。その意味で、とても申し訳ないという気も、一日本国民としてします。戦後71年目の沖縄慰霊の日を、厳粛な気持ちで迎えました。